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おはしょりのいいイメージを作る

おはしょりとは

 おはしょりとは、着物の帯の下から出ている5センチメートルほどの部分のことを言います。

着物は、羽織った時に引きずるほどの長さで出来ていますので(頭一つ分くらい長いのです。自分の身長くらいで誂えます。)

その余っている長さの部分が、着た後はそこに出てくるわけです。
 
 その部分がもさもさーっとしていると、なんとなく綺麗には見えませんし、
逆にそこがぴっしりいっていると綺麗に着ているような印象を与えます。

 なので大事な部分なのです。

おはしょりに命をかけている!という人も多いです。(もちろん冗談ですが、半分本気です。)

どんなおはしょりがいいのかを知っておくことが大事

 それでは、そのおはしょりに近づくにはどうしたらよいのでしょうか?

もちろん技術的な事はあるのですが、

何より理想形を知っておかなくてはそこには近づけません。

 ケーキをケーキ屋さんにあるようなイチゴのショートケーキを目指してデコレーションしてください

と言われて、自分の感性でやってしまったら大抵の人はそんなに綺麗ではない状況になってしまいますよね。

お着付けもそれと似ているところがあって、
まずは基本とされる理想形を知って

それが出来るようになってから敢えてのアレンジ
はいいのですが


基本をまず追いかける時期には、基本の理想形を頭でイメージできるかが大切です。

なんとなくこうかな?

では、きれいにいきません。

水平・ぴったり・さっぱり

では、おはしょりの理想形とは?


その方の身長や体形・TPOでも少しづつ変わってくるかもしれませんが、


5センチ程度(小指一本程度などと良く表現します)


に上にあげて、


右から左に水平にします。


出来れば後ろ側も、前のおはしょりに合わせて水平が理想ですが
お太鼓の時は後ろは見えませんので、
帯から見え始めるところから水平に綺麗になっていれば大丈夫です。


ぴったりというのは、ぴったりと体に沿っている状態であるのが綺麗に見えます。

ぼわぼわしていると、波立ってあまりきれいに見えません。


そしてさっぱりというのは、

おはしょりが左手側の上前の布のみが理想という事です。

ぼこぼこしないように、左手側の右手側の布の上にくる布だけにします。


そのために、内側の右手側からきている布は、内側で三角に折り上げて、
内側には余計な布がないようにすっきりさせます。



まとめ

以上、ざっくりとですがおはしょりの理想形を書いてみましたが、

いかがだったでしょうか?


三角に折り上げるところは、みなさん感覚がつかめず
少し苦労しますが

仕組みが分かれば

あぁなるほど  と上達が早いです。


レッスンではぱかーっと開けて見せています。笑


動画でもそのあたりをお見せしていこうと思います。

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