
夏の半衿って、いつ普通の半衿に戻すの?と疑問の貴方へ
夏の半衿

夏が近づいてくると、半衿(=長襦袢の衿)は夏用のものに付け替えます。なので季節ごとで半衿の種類が違うわけですが、いつ付け替えるのか、学校や先生、教室によって、言う事が少しずつ違ってきます。
昔は暦通りに衣替えもしていましたが、温暖化が進む今は、お洋服の衣替えも少し様子が違ってきていますよね。衣替えはだいたいの目安しかなっておらず、学校でも制服を変える時期は幅を持たせています。着物も場合も同じなのです。
とはいえ、目安は必要なので、ここで色々なパターンをご紹介しますね。この限りではないと思いますが、参考になると思います。せっかくですのでキャラクター別で当てはめてみました(*^^*)(梅つむぎ調べ なのでこれだけが正解というわけではありません。悪しからず)
昔は暦通りに衣替えもしていましたが、温暖化が進む今は、お洋服の衣替えも少し様子が違ってきていますよね。衣替えはだいたいの目安しかなっておらず、学校でも制服を変える時期は幅を持たせています。着物も場合も同じなのです。
とはいえ、目安は必要なので、ここで色々なパターンをご紹介しますね。この限りではないと思いますが、参考になると思います。せっかくですのでキャラクター別で当てはめてみました(*^^*)(梅つむぎ調べ なのでこれだけが正解というわけではありません。悪しからず)
キャラクター別

まず、前提として、一番単純なケースで考えますね。春、秋、冬は「普通の(塩瀬)」、夏は「絽」を使用するとします。(もっと凝ってくるとその間に色々な素材の衿を入れ込んで楽しむのですがここでは置いておきます。)
この2つを1年で使い分けることにいたしまして、キャラ別に当てはめるとどうなるか。
青子さん、紅子さん、緑子さんがいたとします。
青子さんは、昔ながらのことが大好きです。おばあちゃん子でしたので伝え聞いてきたことなど、普段からきっちりと伝統を守って生活しているタイプ。
昨今の衣替え時期が崩れてきていることに対しても「お洋服でも今は衣替えの意識も少なくなってきて箪笥にも一年中オールシーズンのものが入っているとか。時期もずれてきて、温暖化とはいえども、なんだかなぁ。」と思っています。
紅子さんは、そこまで伝統を守る意識が強い訳ではないけれど、時節の事や、行事、節目などにするようなゲン担ぎなども好き。
季節の行事はちゃんとお祝いしたと思っています。柚子湯に入ったり、菖蒲湯に入ったり、ちょっと季節のことを意識することが大好き。
緑子さんは、2人とは全くタイプが違って、現代人感覚&合理的主義。季節の飾りだって、済んだら邪魔になってしまうし・・・と躊躇することも。
なにかと無駄なものや、効果が確信できないものより、今の状況に合わせていくのが好き。
こんな3人が、半衿を付け替えるとするとどうなるか・・・??
この2つを1年で使い分けることにいたしまして、キャラ別に当てはめるとどうなるか。
青子さん、紅子さん、緑子さんがいたとします。
青子さんは、昔ながらのことが大好きです。おばあちゃん子でしたので伝え聞いてきたことなど、普段からきっちりと伝統を守って生活しているタイプ。
昨今の衣替え時期が崩れてきていることに対しても「お洋服でも今は衣替えの意識も少なくなってきて箪笥にも一年中オールシーズンのものが入っているとか。時期もずれてきて、温暖化とはいえども、なんだかなぁ。」と思っています。
紅子さんは、そこまで伝統を守る意識が強い訳ではないけれど、時節の事や、行事、節目などにするようなゲン担ぎなども好き。
季節の行事はちゃんとお祝いしたと思っています。柚子湯に入ったり、菖蒲湯に入ったり、ちょっと季節のことを意識することが大好き。
緑子さんは、2人とは全くタイプが違って、現代人感覚&合理的主義。季節の飾りだって、済んだら邪魔になってしまうし・・・と躊躇することも。
なにかと無駄なものや、効果が確信できないものより、今の状況に合わせていくのが好き。
こんな3人が、半衿を付け替えるとするとどうなるか・・・??
伝統大好き青子さんの半衿の付け替え時期

伝統をしっかり守る青子さんが絽の半衿を使う時期は、【6/1〜8月末日】までです。
伝統が好きな青子さんだったら、昔ながらの時期にしっかり合わせてくるのがしっくりきますね。
ここで初心者の方が少し疑問に思われるところがあるかと思います。私も習い始めは戸惑いましたが、9月は夏の絽じゃないの?だって単衣だもの、という点。6月も単衣ですものね。
確かに、9月は単衣。衣替え的には、お着物も、単衣(裏地がないもの)の中でも夏の透けているものではなく、透けない単衣に入ってくる時期です。ですが、半衿は、いつまでも季節を引きずらずに普通ものに戻します。
季節を先取りするのがおしゃれ、引きずるのは野暮と心に留めてくださるといいかと思います。
伝統が好きな青子さんだったら、昔ながらの時期にしっかり合わせてくるのがしっくりきますね。
ここで初心者の方が少し疑問に思われるところがあるかと思います。私も習い始めは戸惑いましたが、9月は夏の絽じゃないの?だって単衣だもの、という点。6月も単衣ですものね。
確かに、9月は単衣。衣替え的には、お着物も、単衣(裏地がないもの)の中でも夏の透けているものではなく、透けない単衣に入ってくる時期です。ですが、半衿は、いつまでも季節を引きずらずに普通ものに戻します。
季節を先取りするのがおしゃれ、引きずるのは野暮と心に留めてくださるといいかと思います。
時節ネタが大好きな紅子さんの半衿の付け替え時期

紅子さんのように時節ネタ、イベントなどが大好きな場合の夏の半衿時期は【6/1〜9/9の重陽の節句まで】です。
夏の半衿も重陽の節句まで、とする説にのっかると、イベントを大事にしている紅子さんタイプにはピッタリ。
ついでに着物もこの場合、初旬の9/8までは半衿に合わせて透け感のあるものでもいいかと思います。
夏の半衿も重陽の節句まで、とする説にのっかると、イベントを大事にしている紅子さんタイプにはピッタリ。
ついでに着物もこの場合、初旬の9/8までは半衿に合わせて透け感のあるものでもいいかと思います。
現実的で合理主義な緑子さんの半衿の付け替え時期

緑子さんは現実的ですので、もちろん半衿も現代の気候にばっちりと合わせてきます。(と言っても、ルールを逸脱しない程度に)その緑子さんの夏の半衿の時期は【6/1〜9月中旬・末頃まで(その年の夏の暑さによって)】です。
暑さから考えると、本来はこちらが一番しっくりきます。半衿が絽のもののときは、着物も透けているものでしょう。
その日の気候によっても合うものが違いますので、緑子さんは、この期間ずっと絽でいるというより、気温によっては普通のものにする時もありそうですね。
暑さから考えると、本来はこちらが一番しっくりきます。半衿が絽のもののときは、着物も透けているものでしょう。
その日の気候によっても合うものが違いますので、緑子さんは、この期間ずっと絽でいるというより、気温によっては普通のものにする時もありそうですね。
まとめ

以上、キャラ別の半衿付け替え時期、いかがでしたでしょうか?
それぞれの考えに基づいているので、どのパターンが間違っていてどのパターンが正解、という事を線引きするのは、現代では難しくなってきています。気楽に楽しんでくださいね。(もう10月なのに、まだ5月なのに、絽の衿、という事がなければ大丈夫ですよ)
もちろん、何かの会などの時は目上の方やご一緒する方々に相談したり合わせたりして、柔軟に対応します。周りとの調和を取ることも日本の良いところです。
ご自分で楽しむときには、ご自身のお考えやその年その時期その日の気候をみて加減しながら、自分はどういうタイプかな?と考えてみるのも、また楽しくなってくると思います。
それぞれの考えに基づいているので、どのパターンが間違っていてどのパターンが正解、という事を線引きするのは、現代では難しくなってきています。気楽に楽しんでくださいね。(もう10月なのに、まだ5月なのに、絽の衿、という事がなければ大丈夫ですよ)
もちろん、何かの会などの時は目上の方やご一緒する方々に相談したり合わせたりして、柔軟に対応します。周りとの調和を取ることも日本の良いところです。
ご自分で楽しむときには、ご自身のお考えやその年その時期その日の気候をみて加減しながら、自分はどういうタイプかな?と考えてみるのも、また楽しくなってくると思います。