夏の着物を涼しく着る方法~着方編~
夏の着物を涼しく着る方法 「着方」と「アイテム」 2つのアプローチ

以前にも、夏の着物を涼しく着る方法を書いたことがありますが、今回はより詳しく見ていきたいと思います。
着物好きの方にも、「夏は暑すぎて、着物はお休みするの」とい方も多いですよね。でも、以前よりはコロナも落ち着いてきたようだし、今年からは着てみよう!と思われている方がいらっしゃるかもしれません。そんな、今年から夏着物を着てみようとしていらっしゃる方、または毎年着ているけれどいつもと同じように着ているという方がいらっしゃったら、この記事をぜひ参考にしてみてください。
夏の着物は涼しく着るポイントがあり、2つ方面らアプローチできます。
・「着方」を工夫するのか
・「アイテム」を工夫するのか
です。
「着方」は、文字通り、着方を「普段より〇〇する」ことによって涼しくなります。着付けを変えるのですが〇〇に当てはまる事はいくつか方法があります。
「アイテム」は、夏用の「アイテム」小物等を使って、涼しくなるように工夫します。
今回は「着方」の面に絞って、夏に着物を涼しく着る方法をご紹介していきます。
着物好きの方にも、「夏は暑すぎて、着物はお休みするの」とい方も多いですよね。でも、以前よりはコロナも落ち着いてきたようだし、今年からは着てみよう!と思われている方がいらっしゃるかもしれません。そんな、今年から夏着物を着てみようとしていらっしゃる方、または毎年着ているけれどいつもと同じように着ているという方がいらっしゃったら、この記事をぜひ参考にしてみてください。
夏の着物は涼しく着るポイントがあり、2つ方面らアプローチできます。
・「着方」を工夫するのか
・「アイテム」を工夫するのか
です。
「着方」は、文字通り、着方を「普段より〇〇する」ことによって涼しくなります。着付けを変えるのですが〇〇に当てはまる事はいくつか方法があります。
「アイテム」は、夏用の「アイテム」小物等を使って、涼しくなるように工夫します。
今回は「着方」の面に絞って、夏に着物を涼しく着る方法をご紹介していきます。
衿合わせ

一つ目は衿合わせです。衿元を工夫し、衿合わせを少し開け気味にし、涼しくします。開けすぎるとだらしない印象が生まれますので限度がありますが、
・いつも詰め気味
・平均的な衿合わせ
で着ている方に有効です。(衿合わせが平均的かどうか→年齢にもよりますが、一般的には、のどぼとけの5センチほど下にある、左右の鎖骨の間の上あたりのくぼみで左右の衿がクロスして交わっている)
そういう方は、いつもより気持ち衿元を開け気味にしてみましょう。私の写真を使って説明してみますと、(その方の首や肩の雰囲気によって変わるのですが)、私の場合では写真よりも少し開け気味でもOKかもしれません。
・いつも詰め気味
・平均的な衿合わせ
で着ている方に有効です。(衿合わせが平均的かどうか→年齢にもよりますが、一般的には、のどぼとけの5センチほど下にある、左右の鎖骨の間の上あたりのくぼみで左右の衿がクロスして交わっている)
そういう方は、いつもより気持ち衿元を開け気味にしてみましょう。私の写真を使って説明してみますと、(その方の首や肩の雰囲気によって変わるのですが)、私の場合では写真よりも少し開け気味でもOKかもしれません。
衣紋
二つ目は衣紋です。衣紋も、いつも標準・詰め気味の方は、いつもより気持ち抜き気味にしてみましょう。先ほどの衿元の項目でもそうですが、見た目に涼しくなるという他にも、もちろん自分自身が涼しく感じられます。衿合わせも衣紋も、少し余裕を持たせることには(着付けを習って色々経験してきた方だと)勇気がいる事だと思いますが、「この季節だからこそ抜き気味にもチャレンジできる」として経験してみるのもいいと思います。
少しマニアックな話になりますが、そうすることで実は「できる衿合わせの角度」も変わってきて、新たな発見があります。「着付け」への理解が深まるのです。
ただし、これもやはり限度があるので、抜き過ぎには注意です。
少しマニアックな話になりますが、そうすることで実は「できる衿合わせの角度」も変わってきて、新たな発見があります。「着付け」への理解が深まるのです。
ただし、これもやはり限度があるので、抜き過ぎには注意です。
帯の下線を締める・大きさを変える
三つ目は帯の下線に関してです。普段は、帯の美しさ、緩まないという機能面からも伝えている「帯の下線を締める事」。夏着物では、それを、いつもよりもしっかりと意識してみて下さい。帯の下線を締める事で、帯の上線が開きができますので、通気性を確保できます。
ポイントは一巻き目から意識する事です。二巻き目で慌てて下線を締めようとしても、閉まり具合が緩やかになる事が多いためです。一巻き目でフォルムが決まるため、いつもよりも気を付けてみてくださいね。
そして、いつもよりもお太鼓を少しだけ小さくすることも、背中を少しでも涼しくする方法です。(普段は、お太鼓の大きさは身長や体型・年齢とのバランスで一番いい所が決まってきます)
ポイントは一巻き目から意識する事です。二巻き目で慌てて下線を締めようとしても、閉まり具合が緩やかになる事が多いためです。一巻き目でフォルムが決まるため、いつもよりも気を付けてみてくださいね。
そして、いつもよりもお太鼓を少しだけ小さくすることも、背中を少しでも涼しくする方法です。(普段は、お太鼓の大きさは身長や体型・年齢とのバランスで一番いい所が決まってきます)
紐や伊達締めを少なくする
4つ目は紐や伊達締め類です。紐や伊達締めを夏用素材にする、というのは、今度「夏の着物を涼しく着る方法~アイテム編~」でご紹介いたしますが、今回は着方についてですので「本数を減らしてみましょう」というご提案です。
面積があるのものがどんどんと、おなか周りに集まってくるのがお着物。ですので、なるべくおなか周りの小物を少なくすると、熱がこもらず通気性がよくなります。特に伊達締めは幅がありますので、思い切ってなしとしてみるのも手です。
但し、正式な場・何かの式典等々にお出かけの際には、減らすことは控えておいた方がいいと思います。何故かといいますと、やはり、減らすことによって着崩れが起こりやすくなるからです。(着付けのポイントがかなりわかっている方は、どんな場であろうとチャレンジしてみてもいいかもしれません。が、正式な場ですと、会場で冷房が効いていることがほとんどだと思いますのでその必要はないかも・・・)
和の動きにまだそれほど自信がない方は(普段から着崩れしやすい)、普段着の時などには挑戦してみてもいいかもしれません。
面積があるのものがどんどんと、おなか周りに集まってくるのがお着物。ですので、なるべくおなか周りの小物を少なくすると、熱がこもらず通気性がよくなります。特に伊達締めは幅がありますので、思い切ってなしとしてみるのも手です。
但し、正式な場・何かの式典等々にお出かけの際には、減らすことは控えておいた方がいいと思います。何故かといいますと、やはり、減らすことによって着崩れが起こりやすくなるからです。(着付けのポイントがかなりわかっている方は、どんな場であろうとチャレンジしてみてもいいかもしれません。が、正式な場ですと、会場で冷房が効いていることがほとんどだと思いますのでその必要はないかも・・・)
和の動きにまだそれほど自信がない方は(普段から着崩れしやすい)、普段着の時などには挑戦してみてもいいかもしれません。
まとめ
夏の着物を涼しく着る方法~着方編~はいかがでしたでしょうか?着物と言えど「衣服」ですので、ご提案した工夫は、「暑い日のお洋服でも工夫されているような事」と近い事かもしれません。体にまとう面積を少なくする・重ね着をあまりしないようにする、など、似ていますね。
今年は夏の着物の着方をなるべく工夫し、無理なく楽しんで着られるようにチャレンジしてみてくださればと思います。
↓夏の着物の関連ブログ
今年は夏の着物の着方をなるべく工夫し、無理なく楽しんで着られるようにチャレンジしてみてくださればと思います。
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